SYLLABUS DETAIL

シラバス詳細・教材のご案内

全7章40セクションの構成案、業界別ケーススタディ、教材ラインナップの詳細です。
内容は今後改訂される場合があり、正式版は公式シラバスとして無料公開予定です。

文書名フィジカルAIストラテジスト検定 公式シラバス(試験範囲と学習目標を定義する正式文書)
バージョンβ0.9(2026年7月)/ v1.0 は専門家レビューを経て2026年夏に公開
適用試験第1回 フィジカルAIストラテジスト検定(2026年9月末 実施予定)
発行者PHYSICAL AI JAPAN 運営事務局(次回改訂:v1.0公開時)

この検定が評価する4つの観点(全出題の評価観点)

01

知識理解

技術・ロボット形態・安全規格の基本を理解する

02

適用判断

どの業務に、どの形態を、いつ導入するか(しないか)を判断する

03

実装設計に必要な判断

ROI・安全・運用・体制の条件を読み取り、計画の不足を判断する

04

説明責任に必要な理解と判断

経営・現場・従業員・取引先へ説明すべき論点を整理する

試験概要

DRAFT ― 検討中の案
対象資格フィジカルAIストラテジスト検定
出題・時間多肢選択式60問・90分(知識問題40問+シナリオ問題20問・計算問題含む)
受験方式オンライン(IBT)。受験資格の制限なし
合格基準総合正答率70%目安+4観点別の最低ライン(詳細は正式シラバスで規定)
再受験・有効期間再受験規程・認定の更新(2〜3年ごとの講習)を整備予定
認定合格者には「フィジカルAIストラテジスト」の認定称号を付与する予定です。本試験は知識とケースに基づく判断力を評価するものであり、実務経験・成果物作成能力・プロジェクト遂行実績そのものを認定するものではありません

出題設計(60問の内訳・案)

KNOWLEDGE 40 / SCENARIO 20
章・分野知識問題シナリオ問題
第1章 技術基礎909
第2章 業務理解と現場適合729
第3章 導入判断とROI549
第4章 安全・法規制・倫理7512
第5章 現場実装とオペレーション549
第6章 定着・改善・組織426
第7章 総合演習336
合計402060

※ 問数配分は現時点の設計案です。設問レビューとβ試験の結果分析を経て、正式シラバスで確定します。

改訂履歴

CHANGELOG
β0.9
2026年7月
認定フローを1試験制に一本化(二段階審査を廃止)/安全章(第4章)の参照規格を最新版に更新(ISO 10218-1/-2:2025)/章ごとの出題比率と評価観点を明記/業界別ケース(製造・物流・介護・小売・インフラ)を整理
β0.8
2026年6月
全7章40セクションの初版構成を策定/GEMBAモデルの各フェーズに成果物(ゲート)を定義/評価観点を4つ(知識理解・適用判断・実装設計・説明責任)に整理
β1.0
2026年夏(予定)
安全・法務・教育測定の専門家レビューを反映し、公式シラバスとして無料公開(用語集150語を含む)
SYLLABUS

シラバス ― 全7章40セクション(構成案)

技術基礎から定着・組織づくりまで、フィジカルAI導入の全行程をひとつの体系に。正式な公式シラバス(試験範囲の完全定義+用語集)は無料で公開予定です。各章をクリックすると全セクション構成案をご覧いただけます。

CHAPTERS
7章
SECTIONS
40セクション
CASE STUDIES
5業界
STUDY HOURS
30〜50時間
1

フィジカルAIの技術基礎

Sec.1–8
出題比率 15%|知識理解

ねらい:フィジカルAIを構成する技術を、ベンダー提案の評価や技術成熟度の見極めに使える水準で理解する。数式・実装は扱わず、「何ができて、何がまだできないか」の判断軸を獲得する。

01
フィジカルAIの定義と歴史
生成AI・従来型自動化(ティーチング型)との違い、なぜ今転換点なのか
02
5層アーキテクチャ
5層=知覚/世界理解・計画/制御・行動/身体・計算基盤/安全・運用。横断基盤=開発・学習(シミュレーション・合成データ)
03
基盤モデルとVLA
Vision-Language-Actionモデルの仕組み、汎用性と限界
04
ワールドモデルとシミュレーション
Sim-to-Real、合成データ学習、デジタルツイン
05
センサーと知覚
カメラ・LiDAR・力覚/触覚、環境条件(照明・粉塵・反射)の影響
06
エッジコンピューティングとリアルタイム制御
クラウドとエッジの役割分担、遅延・通信断リスク、現場ネットワーク要件
07
エコシステムと主要プレイヤー
プラットフォーマー・ロボットメーカー・AI基盤スタートアップ・国内SIerの構図
08
技術成熟度の見極め
デモと実運用の差、成功率・稼働率の読み方、「時期尚早」を見抜く基準
2

ロボットの形態と現場業務の理解

Sec.9–13
出題比率 15%|知識・判断

ねらい:ロボットの形態別の得意・不得意を理解し、自社の業務を分解してロボットに任せられる単位を特定できる状態を目指す。「ヒューマノイドありき」に流されず、形態選択から考える視点を養う。

09
ロボットの分類
産業用アーム/協働ロボット/AGV・AMR/ヒューマノイド/ドローン/特化型
10
形態別のコスト構造と選定
本体・周辺設備・改造費、汎用型と特化型のトレードオフ、RaaS
11
業務分解と自動化適性評価
タスク分解、「定型×物理」マトリクス、把持・段差・例外頻度の評価軸
12
As-Is/To-Be分析と現場観察
現場観察の方法、暗黙知の形式知化、動線・レイアウト・作業標準の記述
13
人とロボットの協働設計
役割分担、ハンドオフ設計、人の作業をロボット前提に再設計する発想
3

導入判断とROI設計

Sec.14–18
出題比率 15%|判断・設計

ねらい:フィジカルAI投資を、数字と根拠で判断し、説明できる状態を目指す。設備投資を伴うため、TCO・減価償却・稼働率の概念を重点的に扱う。

14
導入目的の整理
省人化・品質・安全・24時間化・採用難対応の構造化、目的なき導入の失敗
15
TCOとROIの算定
初期費用+運用費の全体像、購入とRaaSの比較、投資回収期間
16
KPI設計
稼働率・処理量・介入率・MTBF/MTTR・安全指標、PoCと本番で異なるKPI
17
ビジネスケース作成
経営会議向け投資提案の構成、感度分析、段階投資の設計
18
政策支援・補助金の活用
省力化投資支援等の政策メニュー、国家戦略の方向性の読み方
4

安全・法規制・倫理

Sec.19–24
出題比率 20%|設計・説明

ねらい:物理世界では失敗コストが人身・設備に及ぶ。安全と責任の設計を「専門家に任せる前に、論点を把握して統括できる」水準まで引き上げる。本検定が最も重視する章のひとつ。

19
物理世界のリスク特性
失敗コストの違い、ヒヤリハットの構造、リスクの種類
20
安全規格の基礎
産業用(ISO 10218-1/-2:2025)・協働(ISO/TS 15066:2016、後継ISO 15066-1開発中)・パーソナルケアロボット(ISO 13482:2014)。公開時点の最新版を参照
21
リスクアセスメント
特定→見積り→低減の進め方、本質安全と機能安全、運用ルールの限界
22
労働安全と法的責任
労働安全衛生法規の基礎、メーカー・SIer・ユーザーの責任分界、PL法
23
プライバシーとデータガバナンス
現場カメラ映像・作業データの扱い、従業員モニタリングの論点
24
倫理・雇用・社会受容性
雇用への影響と労使コミュニケーション、地域・顧客の受容性
ここまで(第1〜4章)が基礎編です。
続きの実装編も含めた確定版シラバスは、先行案内で公開と同時にお届けします(登録1分・無料)。
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5

現場実装とオペレーション設計

Sec.25–30
出題比率 15%|実装設計の判断

ねらい:「PoCの死の谷」を越え、ロボットが使われ続ける状態を設計する。価値設計・現場定着支援・現場技術支援・安全・プライバシー・責任対応という運用人材の役割分担を体制設計の基礎に置く。

25
PoC設計と死の谷
検証目的の設定、本番移行の判断基準、ベンダー主導から自社運用への移行
26
環境整備
通路・床面・照明・充電・Wi-Fi/5G・マップ・エレベーター/ドア連携
27
運用体制の設計
運用人材の役割配置、監視・遠隔操作の設計、監視台数の考え方
28
現場定着とチェンジマネジメント
「使わない理由」の排除、現場教育と手順整備、抵抗への対応
29
保守・例外対応・復旧
一次復旧と恒久対策の分離、停止理由の分類、属人化の防止、SLA
30
稼働データによる継続改善
稼働ログの読み方、介入率の低減サイクル、標準化と共通指標
6

組織設計と人材育成

Sec.31–34
出題比率 10%|設計・説明

ねらい:一拠点の成功を組織の能力に変える。推進体制・ベンダー関係・人材育成・社内外への説明責任を設計できるようになる。

31
推進体制とCoE
推進組織の機能、現場・IT・設備・安全部門の連携、意思決定の設計
32
ベンダー・SIerマネジメント
RFPの書き方、複数社比較、契約形態(購入/リース/RaaS)、ロックイン回避
33
人材育成と職務定義
運用人材のスキルマップ、リスキリング設計、評価制度への反映
34
ステークホルダーへの説明責任
経営層への報告、労働組合・従業員への説明、失敗時のコミュニケーション
7

GEMBA実装フレームワークとケーススタディ

Sec.35–40
出題比率 10%|4観点の統合

ねらい:第1〜6章の知識を、導入プロジェクトの時間軸に沿って統合する。GEMBAモデルを実装手順として習得し、5業界のケーススタディで運用できるようにする。

35
GEMBAモデル概要
5フェーズの全体像、各フェーズのゴールと成果物、フェーズゲート
36
G:Ground(現場を知る)
現場観察・業務分解・課題の定量化 → 現場アセスメントシート
37
E:Evaluate(目利きする)
適性×成熟度×ROIの三重評価、やらない判断 → ビジネスケース
38
M:Model & Validate(モデル化して検証)
シミュレーションとPoC設計、本番移行判定 → PoC計画書・移行判定書
39
B:Build(安全と運用を築く)
リスクアセスメント・環境整備・体制と教育 → 安全計画・運用設計書
40
A:Amplify(広げる)
KPI改善・標準化・多拠点展開 → 展開プレイブック
CASE STUDIES

5業界のケーススタディで学ぶ・出題する

シナリオ問題(60問中20問)は、次の5業界の共通設定を土台に、条件や制約を変えて出題する設計です。問うのは、導入判断・安全・運用設計の考え方です。業界固有の知識は前提にしません。

CASE 01

製造

自動車部品工場での部品搬送・検査工程。既存設備との干渉、夜間無人化、AMR+ヒューマノイドの併用。

CASE 02

物流

EC倉庫のピッキング・仕分け。繁閑差への対応、RaaS活用、パート従業員との協働設計。

CASE 03

介護・医療

介護施設での搬送・見守り・清掃。利用者の安全とプライバシー、職員の受容性。

CASE 04

小売・飲食

店舗での品出し・清掃・配膳。顧客空間での安全確保、営業時間中の運用。

CASE 05

インフラ・建設

点検ドローン・四足ロボットによる老朽インフラ保守。屋外環境、規制対応。

MATERIALS

教材 ― 無料のシラバスから、段階的に学ぶ

学習時間のめやすは、標準6週間プラン(週5時間・計30時間程度)/実務経験者2週間プラン(計20時間程度)/初学者プラン(6〜8週間・計40〜50時間程度)。個人差があります。物理世界特有の「見ないと分からない」要素は、実機・現場映像の動画講座で補強します。

フィジカルAI導入はじめてガイド(無料)初めて学ぶ人向けの入門資料。登録でお届け
公式シラバス(無料)試験範囲と学習目標を定義する正式文書。正誤判定の基準
公式テキスト+GEMBAワークシート(有料)全7章40セクションを学ぶ中核教材。自社業務での演習付き
公式問題集・模擬試験(有料)知識問題・シナリオ問題・解説・領域別診断を収録

最小構成=ガイド+シラバス+公式テキスト/標準構成=+問題集・模擬試験。価格はシラバスv1.0公開時に明記します。

無料

公式シラバス

試験範囲の完全定義+用語集150語。Webで公開。学習の出発点であり、社内の共通言語としても利用可能。

2,980円中核教材

公式テキスト

7章40セクションに完全準拠、約300ページ。各章に「現場の失敗談」コラムと確認問題。GEMBAモデル実践ワークシートが購入者特典として付属。

1,980円

公式問題集

300問収録(章末演習+模擬2回分)。全問を「章×4観点」のマトリクスに配置し、弱点領域が可視化される設計。

特典

実践ワークシート

GEMBAモデル5フェーズの成果物テンプレート集。現場アセスメント・ROI計算・安全チェックリスト等。公式テキスト購入者特典。

9,800円

動画講座(任意)

1セクション10〜15分×40本。実機の稼働映像で「デモと実運用の差」を体感的に学ぶ。

2,980円

公式模擬試験(任意)

本番と同形式のオンライン模試。時間配分の練習と、4観点別の弱点診断レポート付き。

STEP 1

シラバスで全体像を掴む

無料公開の公式シラバスで試験範囲と用語を確認。自分の実務経験がどの章に対応するかを把握します。

STEP 2

テキスト+動画で学ぶ

公式テキストを軸に、動画講座で実機の動きを確認。ワークシートを自社の業務に当てはめて演習します。

STEP 3

問題集で仕上げる

章×観点マトリクスで弱点を特定し、模擬試験で時間配分を確認して本番に臨みます。

GLOSSARY

主要用語ミニ辞典

試験で扱う代表的な用語です。全用語集(150語)は、公式シラバスv1.0で公開します。

フィジカルAI(Physical AI)AIがロボットや機械などの物理的な身体を通じて、現実世界を認識・判断・動作するテクノロジーの総称。
AMR(自律走行搬送ロボット)SLAMによる自己位置推定と経路計画で、誘導体なしに障害物を避けながら走行する搬送ロボット。レイアウト変更に強い。
AGV(無人搬送車)磁気テープやQRコードなどの誘導体に沿って走行する搬送車。経路が固定的で、レイアウト変更時は誘導体の変更が必要。
協働ロボット安全柵なしで人と同じ空間で作業することを想定した産業用ロボット。ただし「協働ロボットだから安全」ではなく、用途ごとのリスクアセスメントが導入者側の責務となる。
SLAMSimultaneous Localization and Mapping。自己位置推定と地図作成を同時に行う技術。AMRの自律走行を支える。
VLA(Vision-Language-Action)モデル視覚と言語の理解をロボットの動作生成につなげる基盤モデル。フィジカルAIの実用化を加速させている中核技術のひとつ。
TCO(総保有コスト)導入の初期費用に加え、保守・ライセンス・教育・停止時間などを含めた総コスト。ロボット投資のROI判断はTCOで行う。
リスクアセスメント危険源の特定、リスクの見積り、低減策の検討という一連の安全評価プロセス。ロボット導入では使用条件に対して導入者側が実施する。
OFFICIAL HANDBOOK

公式ハンドブック、先行ドラフトを公開準備中

序章から付録まで、検定の全体像を1冊で掴める公式ハンドブック。正式版に先立ち、先行案内リストご登録の方へドラフト版をお届けする準備を進めています。

PHYSICAL AI STRATEGIST CERTIFICATION — OFFICIAL HANDBOOK
フィジカルAIストラテジスト検定
公式ハンドブック
ロボット×AIを、ビジネスの力に。
Version 2026-Q3(先行ドラフト)
  • 序章+全7章+終章+付録5点(模擬試験10問・ワークシート解説・用語集32語・受験ガイド・学習リソース)
  • 各章に「GEMBA Lab」演習と、5業界5人の登場人物によるケーススタディ
  • 章末確認問題(正答・解説つき)で、読みっぱなしにしない構成
  • 6週間の学習プランと集中2週間プランを収録
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※ ドラフト版の内容は変更される場合があります。正式版は有識者レビューを経て公開します。